どうもーモコナです。
連日ヒアリの発見情報が流れ、
戦慄恐々としています。
本日15日には、
なんと過去最大のヒアリ700匹が、
神奈川県の横浜港で見つかったそう。
実は旦那の実家が横浜で、
かなり身近な場所なんですよね。
前回ヒアリの天敵として、
”ゾンビバエ”について書きましたが、
今回はネットで話題になっている、
日本のアリについて調べてみました。
もう一度ヒアリの見分け方や違いを、
細かくみてみましょう!
注意:ヒアリは毒を持っています。
発見した場合は熱湯や殺虫剤で駆除し、
保健所や環境事務所に通報しましょう。
決して触ってはいけません。
特にハチに刺された経験がある人は、
アナフィラキシーのリスクが高まります。
前回の記事がこちら
スポンサーリンク
ヒアリの天敵は日本の蟻!?
ソース:http://www.env.go.jp
初めてヒアリが発見されたのは、
5月下旬のことでした。
その後も続々と見つかっており、
東京、大阪、愛知、兵庫、神奈川と、
これまでに1都4県で計7件ヒアリが確認されています。
まるでテロ行為のごとく、
様々な場所で発見されるヒアリに、
「既に定着してしまったのでは…」
といった声も相次いでおり、
現在市販剤でアリを駆除する人が増えているそうです。
ちなみに前回の記事でも書きましたが、
以下のフマキラーのアイテムは、
ヒアリに効果的であると海外の実験で検証されています。
ソース:http://www.fumakilla.co.jp
ただここで気をつけたいのが、
むやみやたらにアリの命を奪う事。
というのもヒアリに対して、
日本の在来種が天敵となりうる可能性が、
あがっているそうなんです。
ゾンビバエは生態系への悪影響を危惧し、
導入は難しいと言われていましたが、
在来種のアリが戦ってくれるのならば、
これほど嬉しいことはありません。
ヒアリの天敵であるとネットで騒がれて言るのが、
◯クロオオアリ
●サムライアリ
の2種。
サムライアリだなんて、
なんか名前を聞いただけで、
よそ者を成敗してくれそうな予感!?
以下は日刊ゲンダイに、
搭載されていた兵庫県の研究員のお話。
フロリダの先行研究によれば、在来種のいる土地にヒアリの女王アリを放ったところ、放たれたヒアリのうち、120日間生き延びたのは0・5%という結果があります。アリの天敵はアリなのです。在来種がいることによってヒアリの定着率が下がることはあり得ます。『ヒアリが在来種を駆逐する』という定説がありますが、最近の研究の事例を踏まえれば、必ずしも正しいとは言えません。むしろ、下手に人間の手を加えて、薬などで駆除しようとすると、在来種もその犠牲になるでしょう。そうなるとヒアリ対策の意図とは裏腹に“ヒアリさん、いらっしゃい”みたいなことになりかねません。ただ、現時点では、在来種がヒアリに対抗できるかは分からない、というのが正直なところです
ソース:https://headlines.yahoo.co.jp
つまりヒアリが巣を作っている場所に、
在来種を放っても勝ち目はないけど。
在来種が既に”巣を作っていた”場所に、
ヒアリの方が侵入した場合に限り、
定着率を下げてくれるかも!?ということですね。
そんな頼もしいアリをヒアリと間違えて、
駆除してしまっては本末転倒。
また大切なお子さんが、
ヒアリと接触することのないよう、
ヒアリと在来種の見分け方・違いを、
しっかり抑えようではありませんか!
ヒアリと日本アリの見分け方
☆ヒアリの特徴
まずヒアリですが、
環境省が2017年7月に出した、
ヒアリの簡易的な見分け方よりご紹介します。
ソース:http://www.env.go.jp/press/files/jp/
肉眼で見た場合の色は、
赤っぽくてツヤツヤしており、
腹部の色は暗め。
働きアリの大きさは2,5ミリから、
6.5ミリと連続変異する為、
さまざまな大きさのヒアリがいます。
触覚は10節で先端の2つが大きく、
口元には出っ張りのようなものがあり、
腹部が2節あって背中側に2つのコブとなって出ています。
(画像は環境省HPより)
①ヒアリの顔の画像

②ヒアリの腹部の画像
スポンサーリンク

正確な判断は、
専門家が顕微鏡を使って行ないますが、
”ヒアリかどうか”
という疑問を解決するには、
上記の要領でおおよそ分かるのだとか。
後、神戸港でヒアリの次に発見された、
「アカカミアリ」という毒を持つアリ。
(毒性はヒアリより低い)
このアリはヒアリと特徴は似ているものの、
口元に出っ張りがないんですって。
(他の特徴はヒアリと同じ)
また見た目以外の情報ですが、
餌に集まる時は行列を作り。
土で直系25〜60センチ、
高さ15〜50センチの、
ドーム状の蟻塚を作るのだそうです。
ヒアリは公園等の、
比較的開けた環境を好むそうなので、
このような蟻塚を見つけたら、
お子さんを近づけない方が懸命でしょう!
☆在来種の特徴
ヒアリと在来種の大きな違いですが、
まず見た目のシルエットが違います。
以下の図は兵庫県立、
人と自然の博物館HPに搭載されている、
ヒアリと在来種の見た目のシルエットを記したもの。
ソース:http://www.hitohaku.jp
分かりやすくする為に、
足と触覚等が省かれていますが、
ヒアリは在来種に比べて、
若干顔が四角張っているかな?
先ほど上げた、
◯クロオオアリ
●サムライアリ
の画像がこちら。
①クロオオアリ
ソース:http://www.weblio.jp/content/クロオオアリ生息地:日本全土
働きアリの体長:7〜12ミリ
色:黒
大きさにばらつきがあり、
餌を探す際は行列は作らず、
一匹または何匹かでグループになって探す。
②サムライアリ
ソース:https://www.nishinippon.co.jp生息地:北海道、本州、四国、九州
働きアリの体長:4〜6ミリ程
色:黒
特徴:他の蟻より発達した大顎
若干話はずれるんですが、
このサムライアリという蟻。
かなりずる賢いやつで、
正直引きました。
まあ生態なんで、
しょうがいないとは思うんですが…
サムライアリは別種の、
『クロヤマアリ』の巣を襲って。
幼虫やサナギをさらう、
「奴隷狩り」を行なうアリなのだとか。
つまり自分達で餌を集める事は一切せず、
クロヤマアリを働かせて暮らす日々。
しかもサムライアリの女王は、
交尾が終わるとクロヤマアリの巣に入り。
クロヤマアリの女王の命を奪って、
自分がその巣の女王となりすまし、
卵から帰った幼虫をクロヤマアリに、
育てさせるのだそうです。
こうして完全に乗っ取られる、
クロヤマアリの巣。
先ほど話した奴隷狩りは、
クロヤマアリの命がつき、
働き手がいなくなった際に、
行なわれるそうなんですが…
餌だけでも図々しいのに、
子育てまでさせるとは。
他のアリより発達した大顎は、
蛹等を運びやすいように、
大きく発達したんですって。
進化って凄い!
奴隷狩り以外ほとんど働かないって、
なんと他力本願なんでしょ。
ちなみにこのサムライアリ、
名前はかっこいいですが、
クロヤマアリしか襲わないので、
ヒアリに対しての効果はあまり期待できないようです。
まとめ
ヒアリと在来種の違い、
やはり一番分かりやすいのは、
”色の違い”かなーと思いました。
(海外には黒いヒアリもいるそうです。)
後在来種の方が全体的に光沢がなく、
色は赤っぽい色のヒアリに比べて、
黒色のものが中心です。
赤っぽい色で大きさがバラバラ、
そして特徴を抑えているアリがいたら、
注意してみるといいかもしれません。
万が一ヒアリっぽいアリを見つけたら、
画像を撮って通報。
もしくは熱湯や殺虫剤で駆除し、
保健所や環境事務所に通報しましょう!
毒針で刺されると、
アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
ハチの毒と似ているので、
”過去にハチに刺されたことがある”
という方はリスクが高まるらしく、
特に注意が必要です。
縄張り意識の強い在来種が、
ヒアリの定着を少しでも抑えてくれればいいですが…
”在来種よりヒアリの方が圧倒的に強い”
といった声もあるので、
あまり期待しない方がいいんだろうな(*_*)
注意:ヒアリは毒を持っています。
発見した場合は熱湯や殺虫剤で駆除し、
保健所や環境事務所に通報しましょう。
決して触ってはいけません。
特にハチに刺された経験がある人は、
アナフィラキシーのリスクが高まります。
関連記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク